エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)が点灯してしまう原因
「メーターパネルの警告灯が点灯してしまった!」
こんなとき、放置をしてはいけません。警告灯の種類に合わせ、点検や修理をする必要があります。
ここでは、警告灯の中でも「エンジン警告灯」が点灯する原因についてお伝えします。
警告灯には3色ある
そもそも警告灯には、3色あることをご存知でしょうか?車の状態を知る大切なものですが、「警告灯が点灯した=故障」というわけではありません。
まずは、それぞれの色の意味を確認してみましょう。
「緑色」なら異常なし
警告灯が緑色なら異常がない、ということなので安心してください。
例えば、「方向指示器表示灯」。ウィンカーを出すと、点灯するものです。「ウィンカーを右に出していますよ」と、方向を表示しているだけなので安全。
「黄色」「オレンジ色」なら注意
警告灯が黄色やオレンジ色の場合、注意を意味します。
緊急性はないとされていますが、対応する必要があります。故障などの不具合が出ていることを示すので、すぐに整備工場などで点検してもらいましょう。
「赤色」なら緊急
警告灯が赤色の場合、緊急事態。危険を意味しています。
走行不能になったり、事故に繋がったりする可能性もあるので、すぐに安全な場所に停車させましょう。その後、ロードサービスや販売店に連絡してください。
エンジン警告灯が点灯してしまう原因
では、エンジン警告灯が点灯してしまう原因をお伝えしていきます。
O2センサーの異常
原因の一つは、O2センサーの異常です。O2センサーとは、車の排気ガスの酸素濃度を測るセンサーのこと。酸素の量を測定して、ガソリンと空気の割合を理想的な値にコントロールする、という役割があります。つまり、エンジンが効率よく働くように、サポートしてくれているのです。
しかし、O2センサーに異常が発生したら、エンジンが正常に働きません。そのため、O2センサーの不具合を感知すると、エンジン警告灯が点灯するのです。
エアフローセンサーの異常
エアフローセンサーの異常も、エンジン警告灯の点灯に繋がります。エアフローセンサーとは、エンジン内に送られてくる空気の量を測定するセンサーのこと。センサーのデータをもとに、燃料の噴射量を調節しています。
エアフローセンサーに異常があると、適正な燃料の噴射量がわからなくなってしまい、エンジンに不具合が発生してしまいます。そのため、エンジン警告灯が点灯します。
DPFが詰まっている
ディーゼル車を使っていて、エンジン警告灯とDPF警告灯がどちらも点灯した場合、DPFに蓄積した有害物質が原因です。DPFとは、ディーゼルエンジンから排出される有害物質を捕集するフィルターのこと。
DPFに溜まった有害物質は本来燃焼されますが、溜まりすぎると手動再生をする必要があります。しかし、手動再生を怠ったり、DPFが劣化したりすると、有害物質が溜まり続けてしまい、エンジン警告灯が点灯する場合も。
故障したDPFを交換することになる前に、アドバンテージ・エンジニアリングのクリーナーを使ったり、定期的に手動再生をしたりして、こまめなメンテナンスを行いましょう。
まとめ
エンジン警告灯が点灯したからといって、故障しているというわけではありません。警告灯の色に合わせて対処しましょう。また、点灯の原因はさまざまなので、整備工場などに相談し点検を受けてみてください。